現代フィリピンを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
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大野 拓司 寺田 勇文
明石書店
売り上げランキング: 19629
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テーマ設定は○、内容は△行ってから読むほうが良いかも
フィリピンの 今の全体像を コンパクトに。
この本は、フィリピンの歴史や政治、経済、文化、暮らしなどについて、できるだけ紋切り型の固定観念から解き放たれた視点に立って考え、また、グローバルな視角からこの国を見つめ直した。そして何よりも、未来への視座を念頭に置きつつ、今日のフィリピンを理解しようと構想した。
フィリピンの歴史や政治、経済、文化、暮らしなどについて、固定観念から解き放たれた視点に立って考察。未来への視座を念頭に置きつつ、今日のフィリピンを理解する60章を収録する。
フィリピンに興味を持った方には、ぜひお勧めします。よく見かける日本人による主観的フィリピン体験記(得てしてアンダーグラウンド風)と違い、とても真面目にフィリピンを表現している内容に好感が持てました。(少し文章が’硬い’ですが・・) 政治・経済・歴史・生活など複数のジャンルについて、数ページずつで様々な切り口から書かれており、分量的にも読みやすい内容です。
フィリピンに行く前の学習材料としても有益と思いますが、フィリピンに行ってから、一層フィリピンという国やそこでの生活に興味を持った方にお勧めします。私の場合、特に現地の人との会話の背景や比喩が、’そういうことだったのか!’と肯くことがありました。